2011年 10月 22日
JUST THE WAY WE ARE |
材料を求めて東奔西走し(欲しいモノは材料屋さんだけでは限界があるし)、夜明けから暗くなるまで働き(24時間しかないし)、家族の迷惑も顧みず(我を忘れてしまっている時があるからね)、作り上げて出来上がったモノというのは確かに、作り手のその時点での人格そのものなのかもしれない。横柄な人が作る横柄な庭、妥協しがちな人のどこか妥協した料理、下地に手を抜く人の壁、誰かのコピーの家具、断熱性能だけを重要視した建物、季節感の無い生け花。
樹木と違い、石は一度据えたらずっと残るものだけに気を抜けない。今回の延段に時間をかけることができたのはお施主のご理解があってのもの。とてもありがたく自分でも納得しているものの、悩んで我慢して出来上がったモノが上述の通りだとするとやっぱりちょっと恥ずかしい。
花岡(庭)
by usagi-matsumoto
| 2011-10-22 00:02
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